P0120コード定義
スロットルペダル位置センサー/スイッチ（TPS） "A"回路の誤動作
P0120コードとは
P0120は、エンジン制御モジュール（ECM）が、TPSセンサ回路Aの出力電圧がセンサの予想された範囲を下回るか上回るか、またはTPSセンサ回路Bと比較してチャタリングしていることを示す一般的なOBD-IIコードです。
P0120コードの原因は何ですか？
ECMは、TPSセンサ回路Aからの出力が、TPSセンサ回路Bに対して指定された電圧範囲外になったことを検出した。
TPSセンサ回路Aの出力は、0.2ボルト未満または4.5ボルトを超える。
P0120コードの症状は何ですか？
ECMはチェック・エンジン・ライトを点灯させ、スロットル・アクチュエーターへの電流をカットしてスロットル・バルブを約6度未満の開度にすることによりフェールセーフ・モードに入ります。
ECMは、燃料噴射およびエンジン速度を制御するタイミングを制御する。
制限されたスロットルレスポンスで非常にゆっくりと走行することができます。
エンジンは通常よりもアイドルになることがありますが、適切に加速することはありません。
注意：症状は、故障時の車両の製造元のフェールセーフECM戦略によって決定され、メーカーと車両によって異なる場合があります。
どのように整備士がP0120コードを診断しますか？
受信したコードをスキャンして文書化し、コードが設定されたときにフリーズフレームデータを表示します
コードをリセットしてOBD-IIのフォルトコードをクリアし、コードが戻ってくるかどうか確認するために車両を再テストします
視覚的にすべてのTPS接続と配線をチェックして、緩んでいるか損傷しているアイテムがないかどうかを調べます。
TPS回路AとBの間のデータをスキャナと比較し、誤っているとピンポイントテストの指示に従ってTPSを置き換えます。
P0120コードを診断する際のよくある間違い
最初に目視検査を行っていない
失敗を検証するコードのスキャン、文書化、クリア、再テストは行わない
テストで問題が発生した場合にTPSセンサーを交換しない
修理または交換の前後でTPSセンサーAとBを仕様内に比較しない
P0120コードはどのくらい深刻ですか？
P0120コードは、エンジンECMをフェイルセーフモードにします。これにより、修理が完了するまでさまざまなドライブの不具合が発生します。例えば、製造業者のフェールセーフモード戦略に応じて、加速の欠如、高アイドル、バッキングまたはジャーク、制限された速度、および可能な失速がある。
どのような修理でP0120コードを修正できますか？
- TPSコネクタの修理または交換
- 必要に応じて配線を修復する
- TPSを新しいセンサーに交換する
P0120コードに関する追加のコメント
P0120コードには他のTPSコードが付いている場合がありますので、製造元に従うと、苦情を修正するために、受信した各コードのピンポイントテストが必要な場合があります。
コードP0120の大部分の故障は、スロットル角度を正しく追跡していない欠陥のあるTPSセンサを含みます。
すべてのTPS関連コードはフェールセーフモードを有効にし、同じドライブの症状を引き起こします。
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